何かしらのスポーツをしている際に「ブチッ」という感覚とともに筋肉へ強い痛みが出た場合、整形外科などでは「肉離れ」と診断されます。
特にハムストリングス(もも裏)やふくらはぎなど、ダッシュやジャンプ動作が多い部位で発症しやすく、スポーツ選手に非常に多い疾患です。
しかし実際には、肉離れと診断された患者さんのほとんどが、本当の肉離れではありません。
今回は、当院が考える「本当の肉離れ」と「肉離れもどき」の違い、そして一般的な治療の問題点についてまとめました。
肉離れとは

肉離れとは、筋肉が強い負荷によって引き伸ばされながら同時に収縮することで、筋繊維が部分的、あるいは完全に断裂してしまう状態です。
多くはスポーツや運動中に発生し、「ブチッ」という感覚や音を伴って突然の痛みが出ます。
特に太もも(ハムストリングス)やふくらはぎなど、下半身に多く見られます。
本当の肉離れでは、患部に内出血と凹み(陥凹)が現れ、強い痛みを伴います。
もし、本当に筋繊維が断裂しているのであれば、しっかり固定して自然にくっつくのを待つか、重症の場合は手術で縫合するしかありません。
実際は多い肉離れもどき
しかし、当院へ来院される「肉離れ」と診断された患者さんの多くは、本当の肉離れではありません。
本当の肉離れの5倍、いや10倍以上、「肉離れもどき」が存在します。
他院で「肉離れ」と診断され、安静や固定を続けていたにも関わらず、当院の施術でその日のうちに痛みが改善、あるいは消失するケースが非常に多いからです。
筋肉の断裂を施術でくっつけたのか?
流石にそれは不可能です。
切り傷を施術でくっつけるようなもので、現実的ではありません。
つまり、施術で早期改善したケースのほとんどは、筋繊維の断裂ではなく、別の原因によって起きている痛みということになります。
見極めのポイント

本当の肉離れかどうかを見極める上で重要なのは、痛みの強さよりも視診です。
本当の肉離れであれば、筋繊維が断裂しているため、患部に内出血と凹みが見られます。
逆に、内出血や凹みが見られない場合は、「肉離れもどき」の可能性が非常に高いです。
- 本当の肉離れ:内出血・凹みがある
- 肉離れもどき:内出血・凹みがない
つまり、肉離れと診断されても、内出血や凹みがなければ諦める必要はありません。
肉離れもどきであれば、施術で早期回復が可能です。
もちろん、本当の肉離れでも自然治癒を待つより格段早く改善可能です。
当院の施術と考え方
当院では、「どこをどうすると痛いか」を重要視して積極的に施術を行います。
軽度の「肉離れもどき」であれば、最短1回で完治するケースもあります。
「本当の肉離れ」であっても、1回の施術で痛みを大きく軽減させることは可能です。
固定やテーピングのデメリット
当院では、肉離れに対して固定やテーピングを使用しません。
固定やテーピングは、痛みが出ないよう筋肉を歪めて固定し、自然に治るのを待っているだけだからです。
さらに、固定やテーピングには以下のようなデメリットがあります。
- 筋肉が固くなる
- 筋力が低下する
- 動作バランスが崩れる
内もも周辺など皮膚が弱い部位では、テーピングによるかぶれを非常によく見るのでツラくなります。
上記のデメリットもあり、当院では施術で積極的に改善させることをお勧めしています。
肉離れ癖の正体
「何度も肉離れを繰り返す」「肉離れ癖がある」という方も多くいます。
しかし、それは筋肉が弱いからでも、体質だからでもありません。
それは、完治していないからです。
根本原因をしっかり調整し完治させれば、癖になるようなことはありません。
まとめ
肉離れと診断されても、それが本当に筋繊維の断裂とは限りません。
内出血や凹みがないのであれば、肉離れもどきの可能性が高く、施術による早期回復が可能です。
原因は筋肉の断裂ではなく、筋肉や筋膜の歪みです。
原因に調整すれば、痛みはスムーズに早期改善します。
もちろん本物の肉離れでも、自然治癒を待つよりも各段早く施術で改善可能です。
今現在、内出血や凹みがないのに「肉離れ」と言われ、包帯やテーピングでぐるぐる巻きにされ、安静を指示されているようでしたら、セカンドオピニオンをおすすめします。




